英文の教員免許証明ってどうやって発行するの?
簡単だから、ぜひ発行しましょう
留学を考えている人で教員免許取得済みの人は、ぜひ英文の教員免許授与証明書を発行していきましょう。
出願時に有利になる場合もあるし、留学後もどこで使えるかわからないので、用意しておいても損はなし。
この記事では英文の授与証明書の必要性、発行の手順、注意点についてまとめました。
書いている人
- フィンランドの教育系大学院に子連れ留学中の2児の母
- 元小学校教員
- エラスムス+制度を利用し、2024年春はドイツのUniversity of Regensburgに留学
- 研究テーマは子どもの遊び環境
Kinaco
留学に英文の教員免許授与証明書は必要か
教員免許状を取得している人は、ぜひ留学前に英文の証明書を発行していかれることをおすすめします。
とくに、教育系大学での留学を計画している人は、教員名許状は出願時のポイントとして加算されることがありますので、用意しておいて損はありません。
フィンランドの教育系大学院のうち、出願要項に教員免許がポイントに加算されると明記されている場合は、必ず添付してください。
一方、教育系でも、特に免許の有無や教員としての職歴を求めていない大学もあります。
ただ、そういう場合でも、出せるものは出しておくようにしましょう。
ある大学に教員免許を添付すべきか問い合わせたところ、
あなたの有利になると思われるものは、全部出しておくことをおすすめするわ〜
と言ってもらいました。
この金言は、私のその後の出願の一つの指針になり、遠慮せずにどんどん添付することにしました。
いいですか?遠慮してちゃだめです。
自分のアピールポイントは自分から見せていきましょう!
頑張って取得した教員免許はアピールしちゃいましょう
英文の教員免許授与証明書を発行してもらう方法
教員免許の証明書は、正式には「教育職員免許状授与証明書」という名称になります。
証明書は自分が教員免許を取得した都道府県で発行してもらうことになります。
つまり卒業大学の所在地になるということです。
ご自分の免許状を見てみると発行した教育委員会が明記されていますので、そこに依頼して発行します。
まずは英文の証明書を出してもらえるかどうか、問い合わせましょう。
私の大学のあった県では、英文の証明書が用意されていて、英文・和文ともに簡単に申し込むことができました。
教育委員会のHPから申し込み用紙をダウンロードし、発行料として収入印紙を添付して郵送しました。
2週間もかからずに証明書が送られてきたと思います。
いくつか免許を持っている人は、免許状ごとに別々の証明書を出してもらうことになります。
また、発行にはそれなりに手間がかかりますので、多少お金がかかっても多めに出してもらうことをおすすめします。
私は、小学校・幼稚園の2種類を和文・英文で依頼し、さらに予備としてそれぞれ何通か依頼しました
フィンランドの大学院出願に使うには
フィンランドの大学院出願は、全てオンラインで完結します。
取得した証明書をスキャンしてPDFとして添付しましょう。
大学によっては、出願フォームに教員免許等を添付する場所が明記されている場合もありますし、とくに指示がないものもあります。
わからなければ、大学に直接問い合わせましょう。
教員免許に関しては証明書の原本まで郵送するようには言われませんが、フィンランド留学が決まった際には英文証明書の原本も持っていく様にしましょう。
英文の教員免許授与証明書、発行の注意点〜苗字に気をつけて〜
ここからは和文・英文に限らず、教員免許証明を発行する際の注意点になります。
それは教員免許を取得した時点の氏名のまま発行されるという点です。
結婚・離婚、その他の事情で教員免許状の名前が現在使っているものと異なる場合は、免許状を書き換えていない限り旧姓で発行されます。
これが意外と面倒なんです…選択的夫婦別姓、はよ…
留学の提出書類として使用する場合は、婚姻等の理由が説明できれば受理してくれます。
日本の場合は戸籍謄本・抄本が旧姓の証明書になります。
もちろん翻訳必須ですので、併せて準備しましょう。
戸籍抄本の方が文字数が少ないため翻訳料が安いです。
私はこちらの翻訳会社さんにお願いしました。
翻訳料が安い上に、対応もとても早くて助かりました。
戸籍の翻訳を探していると、アポスティーユ、という耳慣れない言葉を聞くことがあります。
アポスティーユとは外務省にこの書類が本物であると証明してもらうことです。
フィンランド大学院出願に関しては、指定がない限りアポスティーユまでは必要ありません。
翻訳会社さんの翻訳証明がついていれば十分だと思います。
(ただし、後々フィンランド留学が決まり在留許可を申請する際に、家族と一緒に留学する人は戸籍謄本の翻訳とアポスティーユが必要になります。出願時には気にしなくて大丈夫です)
教員免許状の名前を書き換えることもできますが、また別の手続きが必要で、日数もかかります。変えたい場合は早めに対応しましょう。
まとめ
「自分の有利になるものは、求められてなくても全部出しとけ!」
これは教員免許状証明書に限らず、出願期間を通して全ての書類に言えることだと思います。
書類のみで判断される大学院出願、あなたがアピールしなきゃだれもあなたの良さを伝えてくれる人はいません。
大学4年かけてせっかく取得した教員免許ですから、有効に活用したいですね。
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