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Kinaco
フィンランドの教育系大学院に子連れ留学中の2児の母
2024年春はドイツのレーゲンスブルク大学に留学
元小学校教員
研究テーマは子どもの遊び環境
英検1級、IELTS7.0、TOEIC900↑
インスタ、Podcastも更新中

モチベーションに頼るの禁止!! 学習継続の秘訣は習慣化にあった

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モチベーションに頼るの禁止!! 学習継続の秘訣は習慣化にあった

毎日育児や家事仕事で忙しいママ達が、勉強を続けていくのってとっても大変ですよね。「やらなきゃいけないことは分かってるけど、やる気が出ないなあ」「モチベーション高めるにはどうするんだろう」「誰か私のやる気スイッチ押してくれ〜!!」

そんな叫びが聞こえてきそうです。

わかりますよ〜わたしも負けず劣らずラクしたい人。しなくて済むことならなるべく避けて通りたいですよね。でも勉強して成長したい気持ちもある。実に悩ましい…

実は、英語に限らず学習を継続するにはちょっとしたコツがあるんです。

それは、

「モチベーションに頼らない」

ということです。

この記事では、

勉強を続けるのがしんどくなってしまった人に向けて、

  • 学習継続のコツ
  • モチベーションの曖昧さ
  • 習慣化がめちゃくちゃ大事な理由

についてお伝えします。

Contents

モチベーションってそんなに必要??

必ず聞かれるこの質問

私は SNS で英語学習や英検一級取得までの道のりを記録として残していました。ありがたいことに、いろんな人から勉強法や英検一級学習のコツなどについて質問を受けることがあります。もちろん質問を受けることは同じ学習者としてとても嬉しいことです。

ただ一つ以前からずっと不思議なことがありました。

それはわりと多くの人が「モチベーションの高め方」について質問してくるということです。

な、なぜだ!!

私は正直言ってモチベーションを高めて勉強しようと思ったことはあまりないので、この質問にはいつも困ってしまっていました。

辞書で調べてみると、モチベーションとは 「人が何かをする際の動機づけや目的意識」 なんだそうです。

しかし、今まで私が聞かれてきたのは、学習に対する目的意識というよりは、「日々の学習の中でやる気が出なくなってしまった時にどうやってやる気を出したらいいか」ということでした。それほど多くの人にとって勉強を継続するというのは大変なことなのでしょうね。

もちろん、私もやる気が出なくなることはよくありますので、質問したくなる気持ちはよくわかります。 夏休みの宿題は最終日に泣きながらやるタイプでしたからね。ちびまる子ちゃんを地でいっていましたね。

しかし、正直言って不思議です。日々エネルギー切れを起こしてしまうようなことであれば、そもそも本人にとってそこまでする必要のないことなのではないのでしょうか??もちろん、「仕事で必要で仕方なく」という場合もあるでしょうが、 モチベーションを毎回高めなきゃいけないような学習方法は自分に合っていないと考えてもいいかもしれませんね。

「モチベーション」なんてものはあてにならない 

モチベーションなんて必要ない

どの人だって、何かを始めようと思ったその瞬間はやる気に満ち溢れています。

それが日が経つにつれてやる気がなくなっていくのはある意味当然のこと。やろうと決意したその瞬間のドキドキやワクワクは時間が経つにつれて減っていきます。恋愛だって最初盛り上がっていても、時間が経つにつれて最初に感じていた刺激がなくなってしまうことはよくある話だと思います。

また、 体が疲れている時や体調が悪い時、仕事が忙しくて他のことに頭が回らない時にやる気が出ないのはある意味当然のこと。残業が多く帰ってきてから勉強ができないというのは、「モチベーション」の問題ではなくそもそもの生活が勉強できる状態になっていないということだと思います。そういう場合は、モチベーションなんぞに頼らず、まず自分の健康管理や体調を整えることの方が先決です。

つまり、「やる気」や「モチベーション」なんてものは、そもそも移ろいやすくあてにならない曖昧なものだっていうことです。

そんな曖昧なものを高めようだとか、モチベーションを保とうだとか、頑張って維持しようとするのがそもそもの間違いじゃないでしょうか。 そんなよくわからないものを出そうと努力するよりも、モチベーションなんてものはあてにならないと割り切り、日々の勉強をやる気を高めなくてもできるようにするにはどうしたらいいか、と考えるほうがより建設的だと思います。

きなこ

考え方を変えるところから始めましょう

学習継続には「モチベーション」より「習慣化」

ゴールを設定しよう。モチベーションはここで使う !

あてにならない「モチベーション」ですが、有効な場面が実はあります。それは、「学習の目標」を設定する時です。

あなたは何のために勉強していますか?

勉強を続けてどうなりたいですか?

どういう状態になったら満足と言えますか??

さぁ、あなたはこれらの質問に答えられるでしょうか??

もし答えに詰まってしまったら、一度立ち止まって考えてみてください。きっと、子育てをしながら、仕事をしながら、大変だけど勉強をしていこうと考えた理由があるはずです。そして、こうなりたいと言う自分なりの目標も心の中にはあるはずです。それを明確にすると、なんとなくやっているよりもずっと気持ちが上向いてやる気が出てきますよ。

そしてこれが、あなたにとって有効な「モチベーション」の使い方なんです。

この目標だけはだれにも譲れない!!

「学習の目標」が設定できて学習全体に対するモチベーションが高まったら、後はもう、あてにならない「モチベーション」何て曖昧なものに頼るのはやめて、日々出来る事を粛々と進めていきましょう。

もし、自分なりの答えが見つからないのであれば、もしかしたらその勉強は「自分にとって」必要のないことかもしれません。でも逆に、それが分かったならチャンス。もう一度、「自分は」何をしたかったのかを考え直すことができますよ。 

モチベーションに頼らなくてもできることをする 

「学習の目標」が設定できたら、後は日々出来る事をするだけ。ここから先はモチベーションに頼るのはやめましょう 。

ここで発想を転換します。

自分にとって、モチベーションを高めなくてもできることは何なのか、というふうに考えてみます。

自分にできることって、なんだ??

英語学習であれば、

  • 英語の歌だったらいくらだって歌える。
  • 映画が大好きだから、字幕を英語に変えてみよう。
  • 机に向かうのは苦手だから、車の中で英語の CD をかけよう。
  • 子どもに英語の絵本を読み聞かせよう。

私の場合はもちろん、洋書多読です。面白い本なら、疲れていようが寝る前だろうが、いくらでも読めます。

勉強なんてものは、こういう小さなことの積み重ねてできています。学生ならともかく、私たち大人は机に向かう時間がなかなか取れません。その代わりに知恵やお金や経験があります。頭を柔軟にして、やる気に頼らないでもできることを探してみましょう。

きなこ

勉強かくあるべき、という思い込みは捨ててしまいましょう

やる気がなくてもオートで動く「習慣化」の大切さ 

勉強を続けていると自分の興味あることばかりではないこともあります。

私だったら、単語を覚えることでしょうか。必要に迫られるギリギリのところまで、ぜんぜんやりたいと思わないんですよね〜困ったものです。

でもそんな時に役立つのが「習慣化」です。

人間は不思議なもので嫌だったはずのことでも習慣になってしまうとそれをせずにはいられないという状態になります。これを利用すると学習を継続することがぐっと楽になります。 

考える前に動けるように仕組むんだ!!

例えば、朝勉強だったら、

朝起きて、 iPad のスイッチを入れ CNN10を 再生している間に身支度を整え、お湯が沸いたら紅茶を入れて机に座る。そして目の前の問題集を開く。

と、ここまでが私の朝の習慣です。

どんなに眠たくても、目が半分閉じていても、ここまでは勝手に体が動きます。もはや「やる気」とかの問題じゃないんですよね。「やろうかな、やめようかな」という判断の余地が全くはいりません。だから、やる気があろうがなかろうが机の前に座って問題集を開くというところまでは自動化されています。

そして、多分問題集を開いてあれば一問くらいは解くでしょう。それでいいじゃないですか。辛くならないところまでが、あなたにとっての最適量。毎日続けて、自分にとっての適切な勉強量を見つけていきましょう。

習慣化のためのご褒美作戦も有効

私はモチベーションを高めるための安易なご褒美は懐疑的ですが、習慣化をするためのご褒美作戦は有効だと考えています。

とても単純なことですが、終わったところにシールを貼っていくだけでも毎日学習を続けるためにとても有効です。お気に入りのシールが続けるにつれてだんだん並んで行くと、それだけでもっと続けようという気持ちになります。

また、十日間継続したらケーキを食べよう、1ヶ月続けられたら映画を見に行こう、など習慣化するためのご褒美はどんどん活用していって良いと思います。この辺りは学力の経済学にも詳しく書いてあります。 

きなこ

子育て中の方は一度読んでみると、とってもよい本です

習慣化にはコーチをつけるのも有効です!

コーチングを受けたことはありますか??

習慣化や学習継続など、一人では難しいことはコーチをつけて伴走してもらうのも大変有効です。とくに習慣化は気持ちの折れやすい最初の3ヶ月をどう乗り切るのかが重要なので、その間を習慣化のプロにお願いするとその後の学習がグッとラクになります。

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まとめ

いかがでしたか?

英語の勉強や資格取得のためにモチベーションなんていう曖昧なものに頼るのはもうやめましょう。

それよりも、「目標を設定する」「モチベーションがいらないことを考える」「習慣化する」ことに意識を向けて、日々粛々と学習を続けていくといいですね。 

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この記事を書いた人

フィンランド教育系大学院に子連れ留学中の2児の母
2024年はドイツ・レーゲンスブルク大学に留学
元小学校教員
子どもの自由な遊び環境について研究中
遊び環境やヨーロッパの教育について、インスタ、ブログ、Podcastを通して発信しています
教育団体Growing-Ups for Children副代表理事
Play Street 研究会メンバー
趣味はピアノ、ティンホイッスル、児童書・自然科学系の読書、粘菌

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