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Kinaco
フィンランドの教育系大学院に子連れ留学中の2児の母
2024年春はドイツのレーゲンスブルク大学に留学
元小学校教員
研究テーマは子どもの遊び環境
英検1級、IELTS7.0、TOEIC900↑
インスタ、Podcastも更新中

英検1級で人生変わるの?ある小学校教員の人生が、たしかに変わった話

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きなこ

今日は英検1級で人生が本当に変わるのか、という記事を書きます

英検1級を目指している人の中には、「英検1級を取ったら、一体何が変わるのか。自分はなんのためにこの苦しい試験に挑戦しているのか」と自分の気持ちがわからなくなってしまった人もいると思います。

勉強してる最中って、頂上の見えないすごく高い山にしか感じられないんですよね。

このまま挑戦していいのか心が揺れることもたくさんあると思います。

正直言って、英検1級で何が変わるのか、どんな景色が見えるのかは、登りきって自分の目で確かめるのが一番!・・・とは言っても、長い試験対策の中でそれが見えなくて辛いという気持ちも、めちゃくちゃよくわかります!!

今日は、英検1級をとったあとのわたしが感じた

「英検1級への挑戦で何が得られたか?」

についてお話したいと思います。

この記事では、

英検1級を目指して学習中の方、少し迷いが出てしまった方に向けて、

  • 英検1級の仕事への影響
  • 英検1級で得られたもの
  • 実際に人生が変わった話

についてお伝えします。

書いている人

  • 育休中に独学で英検1級・準1級を取得
  • 小学生2人のママ
  • 現在は英語ライフコーチとして、英検1級や社会人の英語学習をサポート
  • 多読の力で英語力を爆上げしました
  • 元小学校教員でわかりやすい指導には定評あり
Contents

英検1級で得られたもの〜仕事編〜

職場で評価される

英語が使える人は増えてきたとは言え、やはり英語の資格を持っていると一目置かれるのは間違いないと思います。

TOEICの方が一般的ではあると思いますが、英検の、それも1級を持っていたらやはり評価されます。仕事で英語関係の部署に行きたいなんて言う希望も通りやすくなります。英語関係の仕事に転職したい場合も、1級まで持っていれば文句言われることはないでしょう。

また、英検1級の難しさを知っている人からすると、あの試験を通るだけの努力ができる人間だと思ってもらえるという面もあります。

こいつ、そこまでやるか!!

特に教員はTOEICより英検がおすすめ

わたしは元教員なので学校の話をすると、学校ではいまだにTOEICより英検です。

中学校の英語の先生は、準1以上の取得を推奨されていますよね。もちろん、教員採用試験にも有利に働きます。

また、小学校も英語が教科化されたことで英語の授業ができる教員を増やそうとしているところです。

きなこ

英検準1以上で可能性は広がります

もし小学校の英語専科に興味がある場合は、英検準1級以上を持っていれば通りやすくなること間違い無いでしょう。

きなこ

ちなみに私は英検1級取得後も英語専科には興味なし…個人的に小学校教員は担任が魅力だと思っています。

英検1級は優越感を感じる!!

下世話な話ですけど、やっぱり「英検1級取りました」と言えるのは嬉しいもんです。

わたしは元小学校教員ですが、一年に一回英検取得状況の調査が入ります。

それもなぜか、職員室で手を挙げて人数を数えるというアナログな感じ。

英検準1級以上を取得してる人はみんなの前で手を挙げることになります。そ

して、小学校の先生で英検準1級を持っている人はほぼいない。結果、毎年手を挙げるのが自分一人になり、職員室に「おーっ!!」という歓声が響く・・・

と言う卑近な例を挙げてしまいましたが、やっぱりね、頑張って取得した資格でみんなに褒められるのはうれしいもんですよ。それが職場であるとね、照れるけど優越感を感じますよ。

やっぱりね、そんな人間の素直な心も大切にしていいと思う!!

わたしたちは褒められたい生き物なんだから!!そのために英検1級頑張っても全然いいと思うよ!!!

ところで、友人たちは「すごいね!」と言ってはくれるのですが、まぁそれだけですね。

おそらく一般的にはTOEIC900オーバーとかの方が反応がいいんだろうと思います

。英検って英語学習者でなければ学校で受けるものって印象が強いでしょうから、仕方のないことです。

わたしは英検を「質の高い試験」「内容が面白い試験」と心底思っているので、じわじわと普及していきたいと思っています。

英検1級で得られたもの〜内面編〜

英語に対する自信・自分に対する肯定感

わたしが英検1級を目指したのは、もとはと言えば英語コンプレックスを何とかしたいと思ったことがきっかけでした。

留学経験者なのに、周りからは英語が話せる人と思われているのに、実際の自分はみんなが思っているようには話せていないという事実・・・これを解消したかったんですよね。

英検1級でたくさん勉強したことで、英語の力がとても付きました。

自分の言いたいことはまぁだいたいは思ったように伝えられるようになりましたし、語彙力も大幅にアップしました。

ニュースも理解度が格段にアップしました。

「英検1級合格」自体ももちろん自信になりましたが、そんな肩書きがなくても実際に自分の英語力がアップしたことを実感できたことがとても大きいと思います。

今では、「自分は英語ができます」と胸を張って言うことができます

英検1級取得前の自分では考えられないことです。

おれには英検1級の実力がある!!

また、「英検1級という大きな壁を突破できるくらい努力できる自分」という自己認識ができたことも大きいです。

「自分はコツコツ努力できる」

「大きな壁もなんとか突破できる」

「継続して学び続ける力がある」

こういう自己肯定感って、人に褒められたからつくものではなくて、自分が行動したからこそ感じられるものだと思います。

「なんだかわかんないけど、自分ならこの先も大丈夫なんじゃないか」

そんなぼんやりした、だけど前を向いて生きやすくなるような芯のようなものが、自分の中にできたような気がします。

きなこ

なんだ、自分もやればできるんじゃん、って言う自分に対する満足感でしょうかね

無知の知〜自分の未熟さを知る〜

「英語に対する自信」と矛盾するようですが、「自分が英語力なんて、ほんとに大したことないのだ」と本心から理解できるようになりました。

わたしは英検1級取得したら、英語の勉強なんてスパッとやめようと思っていました。別に好きで始めた英語学習でもなかったし、英語で身を立てようとも思っていなかったし。

だから、SNSで1級合格者がこぞって

「これからも英語力を上げるために勉強を続けます」って言っているのが不思議で仕方ありませんでした。

英検1級まで取ったのになんで??

きなこ

本当に、勉強熱心な人って多いんですよね

でもね、合格後のわたしはやっぱり他の取得者と同じように

「やばい、まだまだ勉強しなきゃ!!」

って心底思いました。

もちろん前述した通り英語に対する自信は付きましたが、同時に自分が出来ていないことがたくさんあることも理解できたのです

英検1級ってすごい英語ができる人と思っていたけど、わたしの英語力では穴がありすぎる。こんなんで1級取得者です、なんて申し訳なさすぎる!!とね。

わたしは教員時代に子どもたちによく

「勉強すればするほどわからないことが出てくる。勉強って終わらない。わからないことが見えてきたらそれは今までのことが理解できたという証拠だよ。」といつも言っていました。

でもね、この時ほどそれを実感したことはありません。

英検1級なんて、何億人もの人間が使う言語のほんの表面をさらったに過ぎません。ほんとに自分の学びなんてちっぽけなものです。英検1級を取得することで、むしろ英語というもの、学ぶということに対して心から謙虚な気持ちになれました。

ほんとにね、学びに終わりはないんですよ。人間は学び続けなくてはいけないんだと思います。

道はまだまだ続いていく・・・

知らなかった世界を知った

わたしが英検をお勧めする理由の一つに、問題が面白いという点があります。

正直言って、 TOEIC の問題ってあまり面白くないですよね??

一方英検は、ニュースや論文、最近話題になっていることから問題が作られています。そのため問題を解きながらも今まで自分の知らなかった情報を得ることになりそれがとても面白いのです。

また2次試験では色々なジャンルのトピックが出されます。それまで興味がなかったことも一生懸命勉強することになります。二次試験の準備はものすごく大変ではありますが、そのおかげで今まで自分の中になかった話題について深く考え、自分なりの意見を持つことになります。

わたし英検1級の勉強するまで、死刑の是非や防衛費の割合などについて深く考えることありませんでした。ましてやそれを整理して、相手に伝わるように端的に話すなど、英検1級に挑戦していなければ今後もなかったことでしょう。

英検1級取得後も学んだ知識や考えたことはその人の頭の中にあります。ニュースや雑誌を読むのがとても面白くなります。また、世界について考えることが多くなるので、日本だけの情報では満足しきれなくなり、海外の情報を積極的に取りに行くことになります。

自分がこれまでいかに狭い世界で生きていたのか思い知らされますよ。

きなこ

思った以上に世界は広いです

英検1級を取得してわたしの人生がどう変わったのか

まさかの教員退職

さて、英検1級を取得して、自分に起こった大きな変化といえば、小学校教員を退職したことでしょうか。

独立した経緯はいろいろありますし、英検1級取得したことだけが自分の考えを変えたわけではありません。しかし、自分が英検1級を取得したことをきっかけとして自分の人生について改めて考えるようになったことは間違いありません。

最初は、英検1級への挑戦は留学の時にやり残した英語に対する課題を完了させるためのものでしかありませんでした。

でも実際に英検1級を取得し、15年も引きずっていた英語や留学に対する無念を昇華させたら、その心の中の空いた部分でまた新しいことが考えられるようになりました。自分は本当は何がしたかったのか、何のために留学をしたのか、そしてこれから何をしていきたいのか…

英検1級取得から3年、そんなことを考えながら夢中で仕事と子育てをし、出した答えが教員退職でした。 

英語を仕事にすることになった

教員を退職した私は、その後、英語指導の道に入ることになります。

教員時代から、コーチングの勉強をしてきた私は、英語コーチとしての活動を開始します。

ありがたいことに、子育てママや元教員、という点に興味を持って声をかけてくださる方、また多読にずっと興味があったから、といって連絡をくださった方もいます。

こうして、SNSやブログを通して、私の英検1級挑戦記が多くの人の励みになっていることは、本当に幸せなことです。

さらには、直接レッスンを受けたいと言ってコーチングを受けてくれる方がいるのも本当にありがたいことです

まさか自分が英語の指導をすることになるとは思っていませんでしたが、人生とは何が起こるかわかりません。

確かに英検1級をきっかけに転職という、大きな転機を得られたことは間違いありません。

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そしてついにはフィンランドへ子連れ大学院留学をすることに…(2023年夏)

そして退職から丸2年が経ち、どうなったかと言うと……

フィンランドの教育系大学院に進学することになりました。

英語指導を開始したとは言え、私の本職はやはり初等教育だと思っています。

ずっと大学院で勉強したかった教育学を、フィンランド留学という形で叶えることになりました。

育休中に英検1級取得したことから始まって、英語を使って学問をしに行く。

わたしの挑戦はまだまだ続きます。

たしかに、英検1級はわたしの人生を変えた

たしかに、英検1級はわたしの人生を変えました。

別に英検1級持ってたからって、なんてことはありません。世の中には英検1級持ってなくても物凄く英語が喋れる人もいれば、そもそもネイティブには勝てないわけですから、 資格なんてものにこだわる必要はないのかもしれません。

だけど、わたしは英検1級という大きな課題に挑戦し、困難を乗り越え、そして成し遂げた。だったら、これから先の人生だって何かに挑戦することができるはずだ。難しくても自分ならきっと出来るはずだ。

そんな風に思えるのです。

英検1級はわたしの人生を変えました。

わたしが英検1級に合格して得たものは資格ではありませんでした。

  • 未知のものを面白がる気持ち
  • 自分を肯定する心
  • 世の中に開いた目
  • 自分の人生を自分の力で変えていこうとするエンパワメント

そういうことだったんじゃないかなと思います。

そしてそれって、自分らしく生きていく上で、結構重要なことなんじゃないかと思います。

だからわたしは大変なことを承知でみんなに言います。

学ぶことは面白いのだ!!!

英検1級、心から応援しています!!! 

きなこ

本当に、応援しています

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英語学習への私の一番のアドバイスは、「早起きして毎日コツコツ続けること」と答えます。

私も育休中に英語学習の再開とともに朝活開始。

早起きのお陰で英検1級・TOEIC900↑、果てはアラフォー子連れで大学院留学まで叶えてしまいました。

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この記事を書いた人

フィンランド教育系大学院に子連れ留学中の2児の母
2024年はドイツ・レーゲンスブルク大学に留学
元小学校教員
子どもの自由な遊び環境について研究中
遊び環境やヨーロッパの教育について、インスタ、ブログ、Podcastを通して発信しています
教育団体Growing-Ups for Children副代表理事
Play Street 研究会メンバー
趣味はピアノ、ティンホイッスル、児童書・自然科学系の読書、粘菌

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