英検1級に挑戦しようと決めたのはいいものの、膨大な教材からどれを選んでいいか迷ってはいませんか?
英検1級……どんなテキストを選んだらいいんだろう
もちろんその気持ちはよくわかります。
でも、だからこそ言いたい……教材選びはほどほどにして、とにかく英語の勉強をしよう!!
この記事を読めば、英検1級に挑戦するときに、最初に揃えるべき教材がわかります
書いている人
- 英検1級・準1級ホルダー
- 英語コーチとして、英検を目指す人の学習指導をしている
- 元小学校教員、「学ぶ」ことについては学生時代から勉強を継続
英検1級過去問がなくちゃ始まらない!
とにかく最初は悩まずにこれを買いましょう。最新版を購入します。
模擬試験として活用することもできるのですが、6回分入っているので、構わずにどんどん解いていきましょう。
6回分の過去問を解き切ってしまったら、まだ余裕があれば次に紹介する各分野のテキストにいきましょう。
使い込まれた過去問は宝物。試験当日も、勇気をくれます。
Listening教材
英検分野別ターゲット「英検1級リスニング問題150」
分野別ターゲットは揃えておきましょう。
このシリーズは過去問からの抜粋なので信用ができます。
さらに、英検のリスニングPart1は問題が再利用されていますので、同じ問題が出てくる可能性もあります。
最初はこの問題集を解きまくることから始めます。
ただそれだけでは足りません。
音源を活用して、音読・オーバーラッピング・シャドーイングといくらでも使い方はあります。
毎日少しずつ音源を噛み砕いていきましょう。
私はPart2が苦手だったので、スクリプトは見ずに正確にリピーティングできるようになるまで練習していました。
音源をとにかく自分のものにできるように、練習します。
Reading教材
英検分野別ターゲット「英検1級長文読解問題120」
これもいい教材です。
- よく考えて解く
- 間違った問題を見直し理解する
- 本文を細かく精読する
- 何度も読み返す
このやり方で何回も解きましょう
英検1級対策における精読の必要性はこちらの記事でも紹介しています。
英文標準問題精講
このブログで何度もご紹介している「英文標準問題精講
過去問攻略と並行して、これをガンガン読み進めます。
歯応えあるけど、ほんとに力がつく教材だからコツコツ続けよう
Writing教材
英作文問題完全制覇
Writingはアウトプットですが、自分でもちゃんと学習していけます。
ライティングが苦手で困っている人は、まずは写経をしましょう。
ライティングの型を理解していないと、なかなか書けるようになりません。
逆に言えば、型さえ身につけてしまえば、グンと書きやすくなるのです。
この模範解答をひたすら写経&音読して、英文ライティングで必要な構成、言い回し、論理展開、語彙の選び方などが自分に入っていくようにしましょう。
ある程度できるようになったら、自分でも書いてみて、適宜添削に出しましょう。
またこの教材は二次試験のスピーキングにも活用できるので、その点でもおすすめです。
英文添削はIDIYさんが価格がお安めでいいです。
英検1級二次試験 Speaking教材
面接大特訓
面接の対策としては、まずはこの一冊でよいと思います。
この本のテーマを前から順に学習し、モデルアンサーを自分の中に落とし込むと同時に、自分の論をきちんとまとめていくようにしましょう。
私は大きめの単語カードを使い、トピックごとにポイントをまとめていくようにしていました。
原稿を作るというよりは、自分の論の展開と使えるフレーズをトピックに合わせてメモしていきました。
スピーキング上達のコツは・・・
「1級レベルのかっこいいいフレーズを使い倒せ!!」です。
知識と教養の英会話
上の教材だけでは、ネタが足りない場合はこの本も使えます。
上でも書いたように、面接で使えるフレーズを収集し、いつでも使えるように準備しておくことです。
この教材にもたくさんのよいフレーズが乗っていますので、自分の口に馴染むものを収集しましょう。
そして、それをいろんなトピックで使えるように練習するのです。
英検1級レベルの英語フレーズを散りばめることで、面接官に「こいつは英検1級レベルの英語運用力がある」と錯覚させることが大切なのです。
あくまで、英語力を見せる試験だということを忘れないで。
語彙力
みんなが気になる1級単語たち……
私が激推しする教材は、「英検1級語彙・イディオム問題500 (英検分野別ターゲット)
英検1級語彙・イディオム問題500 (英検分野別ターゲット)
語彙対策と言えば、パス単が最初に思い浮かぶ人が多いかと思います。
しかし、過去問を使ってたくさん実践を積みながら覚えていく方が、点数に直結するし、勉強してても退屈じゃない。
3周くらいして、選択肢の単語全部覚えるくらいになりましょう。
英検1級単語帳
単語帳は効率よく語彙力が高められます。
人気はもちろんパス単。
単語の羅列が苦手な私が選ぶとしたら、文脈で覚えられる文単の方ですね。
正直言って、英検1級対応ならばなんでもいいです。
何を選ぶかよりも、どれだけやり込めるかの方が重要だと思います。
英単語Mikan
アプリ学習はやったことありますか??今はアプリもかなり工夫されていてとてもよい学習になります。
隙間時間にぽちぽちしていくといいです。
力を入れて覚えようとするというより、ゲーム感覚で何度も眺めることを意識するといいでしょう。
そして本試験前の模擬試験は本家最新の過去問を!!
英検公式サイトにある、最新版の過去3回分の過去問。
直前は必ず取り組みましょう。
音源もスクリプトも解答も載っているので、模擬試験代わりに使えます。
まとめ
ここまで読んだ方はお気づきかもしれませんが、実は英検1級対策にすごいテクニックや最高の教材は必要ありません。
何度も音読やシャドーイングをして音を自分の中に落とし込むこと。
とにかく精読をして英検1級の文章を理解し尽くすこと。
これしかないと言えます。
逆に言えば、この「自分で学ぶこと」を愚直にやり続けられる人は、必ず合格にたどりつけると言えます。
ぜひ、質の良い教材を丁寧にやりこんで、英検1級の実力を手に入れて行ってくださいね!!
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